Home > 基地問題 > 沖縄の現状と日本の未来〜辺野古の立ち位置

 

沖縄の現状と日本の未来〜辺野古の立ち位置

今年は敗戦70年目の節目の年、先にアジア太平洋戦争の唯一の地上戦を経験した沖縄の苦悩と 70年に亘る基地の重圧が今なお続く現状を「日本の未来」とも重ねて市民のみなさんと考える企画。

◎第22回平和のための戦争展in大分での講演(2015年7月26日)

講師:中村司(なかむらまもる)さん(安保破棄沖縄統一連代表幹事)

今、辺野古の現場では海上とゲート前で連日阻止行動が行われている。辺野古はキャンプシュワブ米軍基地があり、終戦後捕虜収容所がありたくさんの捕虜がそこで死に沢山の遺骨が眠っている。その上に米軍基地が作られた。そして、さらに基地を作ろうとしてる。昨年の集団的自衛権容認が閣議決定された日に、辺野古の新基地建設も推進すると決定されて着手された。そこに造られようとしている基地はこれまで沖縄にない基地、海兵隊のための軍港をつくる。二本の滑走路も作り新しい弾薬庫も作る。オスプレイ100機配備する。強襲揚陸艦が接岸できる。全ての機能を網羅した海外に出撃する即応体制の基地となる。と新基地建設の問題点を指摘。

沖縄県民は戦後一度たりとも基地提供に同意したことはない。銃剣とブルトーザーで支配されて今がある。

「沖縄返還の視点は二つ。核も基地もない沖縄、日本国憲法が生きる沖縄」を求めて運動している。 オール沖縄の原点もここに尽きる。72年「沖縄返還は実現したが基地は残り、生活環境は全く変わって いない」。現実には本土の「沖縄化に拍車がかかった」のではないか?辺野古への新基地建設を沖縄県民は 絶対にみとめないであろう。

本土の皆さんから寄せられた基金は4億円を超えました。厚く感謝します。