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第21回 平和のための戦争展

語り伝える戦争体験  〜ストップ!戦争への道〜

ご挨拶

憲法九条の改悪、集団的自衛権の行使容認などを目論み、先頭に立って外国に日本製の武器を売り込み”死の商人”と化した安倍首相・・・今、東日本大震災の復興をよそに、日本が再び戦争国家へと逆戻りするのではないかという不安が広がっています。

そこで今年の戦争展では戦争の実態を知るためにお二人の体験者の証言をうかがいます。

上映予定のDVDも力作ぞろいです。展示と合わせて是非ご覧ください。多数のご来場をお待ちしております。

◎開催日:(2014年) 7月26日(土)13:30〜16:30

◎会場:コンパルホール(大分市)3F多目的ホール

オープニング
平和のうた(大分混声合唱団 クールエスポワール)
俳句 群読  (大分俳人九条の会)

講  演:「中国戦線を生き抜いて」  宗廣 有蔵(むねひろ ゆうぞう)氏 (福岡県糸島町)
ビデオ証言:「過酷なニューギニア戦線」  田辺 楢男(たなべ ならお)氏 (竹田市久住町)

◎展示部門:7月25日(金)〜7月27日(日)

コンパルホール2F市民ギャラリー 25日(金)〜27日 (日) 
開場10:00〜17:00(最終日16:00)

日中15年戦争、原爆と人間、大分の空襲、日出生台米海兵隊実弾砲撃演習、平和俳句、他

       

       

       

◎DVD上映:コンパルホール4F視聴覚室 26日(土)、27日(日)

26日(土)10:00〜 「ひとりっ子」「STOP!戦争への道」
27日(日)10:00〜 「STOP!戦争への道」「靖国の檻」
27日(日)14:00〜 「ひとりっ子」「命の滴」

《上映作品について》
「ひとりっ子」:防衛大学校進学を前にした青年と家族の苦悩を描いた、放送中止となったテレビドラマ(1962年)の1969年映画化。詳細は「テレビドラマデータベース」のサイトへ
「STOP!戦争への道」:日本はまた「戦争をする国」になるのか!?日本の安保・防衛政策はどのように推移してきているのか、9条が変えられると日本はどんな国になるのか、「戦争への道」がいかに切迫して状況になっているのかを、事実と証言で明らかにし、安倍首相などに扮したコントによってあぶり出します。詳細は制作者のサイトへ
「靖国の檻」:第2次大戦の戦没者らを英霊として祭る靖国神社が管理する合祀(ごう・し)名簿から、親族の名前を削除することなどを求めている訴訟の原告ら9人が、その心情を語る映像ドキュメンタリー
「命の滴」:記録作家・林えいだいさんは、生還した元特攻隊員のもとを訪ね、戦史に残らない記憶を集め続ける。

◎入場無料

<証言者経歴>

宗廣 有蔵(むねひろ ゆうぞう)氏
1944年(昭和19年)1月  南満洲鉄道株式会社就職
45年8月1日  関東軍8341部隊に入隊(航空技術兵)
45年8月15日〜敗戦、ソ連軍捕虜・強制労働と収容所生活
46年3月〜9月  難民生活、病魔との闘い(満洲北部)
46年9月〜52年  中国鶴岡炭坑で坑夫、技術者
52年4月〜57年7月  北京人民大学で学ぶ
57年7月〜58年6月  中国武漢市労働組合連合会・公私合営部
58年〜日本へ帰国。以後福岡民報編集長など大衆運動に没頭

田辺 楢男(たなべ ならお)氏
1921年(大正10年)  竹田市久住町生まれ
42年1月  都城西部17部隊入隊、その後満洲北部で2年間国境警備隊に配属
44年5月  ニューギニアのサラワチ島に上陸。以後戦闘より病魔と飢えとの闘い、敗戦後も生きるだけで精一杯の日々
46年5月  帰国